六時半に鶏が来るから、その鶏を来たらちょっと捌いて
●西村さんとこで
うん
そうそうあそこで五十年。五十年やな。
働いてたから。
それからここしたから。
そんでも二十五年くらい前から。
僕は働きもって、ここ夜帰ってきて、六時頃からしてたからね。
ほんで、ここ十年くらい、もう向こう辞めて。
それで自分で全部、鶏捌いて。
朝、朝挽きの鶏が入ってくるからね。
丸のまま貰うてね。
それを朝五時半に来て。
六時半に鶏が来るから、その鶏を来たらちょっと捌いて。
それから仕込みして。
そんで向こうの隣の鍋の用意して。
僕の場合は何でも次から次に自分でアイディア
アイディアや思うねん。商売は。
次から次へ自分のアイディアを活かしていったらチェーン店には負けへん言う。
チェーン店はもう同じことばっかりでしょ。同じ商品だよ。
どこの店も一緒でしょ。
他のことしよう思うても店長さん出来ひんやん。
僕の場合は何でも次から次に自分でアイディア。
アイディア出してきたらそれをこう。
こんなんでも、今のキモでも、普通やったら塩で出すでしょ。
だからコラーゲンもこないして自分で考えて。
このボードも真っ黒けやろ
みんな電話して来てやから。
このボードも真っ黒けやろ。真っ黒け。
ほんで鍋の方も来年も全部詰まってもうたからね。
夏の暑い時もね。
まだあれ今年来てへんのにもう来年の正月年末まで。
一日一組だけ。
●鍋は
それはもうもちろん鶏で。
一番最初にしゃぶしゃぶが出て、鶏しゃぶ。
それから骨付き、ほんでミンチ、骨なしね。
ほんでその間に野菜される。
だから向こうは自分らで全部。
だから店の者は行かん。
もうセットしてあるから。
もうビールもあるから、あとで計算。
自分で鶏一羽を買うようになったから、全部それ利用せなあかんでしょ
お客さんがいつも全部してくれはったから。
勝手に口コミでね。
まあ鶏のしゃぶしゃぶ。それはもうみんなもうビックリしとうからね。
そんな鶏でしゃぶしゃぶなんて、どこも出さないでしょ。
これも自分で考えたからね。
だからみな鶏。やっぱりそれは鶏ガラ。
出汁出しといてね。
ほんで今のコラーゲンをね。コラーゲン入れるんですよ。
そしたらコラーゲン鍋言うんかな。
そやからこれ鍋しだしてから。十九年前。
自分で鶏一羽を買うようになったから。
全部それ利用せなあかんでしょ。
焼き鳥だけやったらしてなかった。
店で買うてきてね。
鍋もしてなかったし。そんなん出来ない。
自分が一羽を潰して、そっから焼き鳥と鍋の方を両方、上手いこと使えるから。
これはここでの付きだし言うか。焼き鳥が出る前にね
盛りつけがもう。
お持ち帰りがあんねん。
ほれこれ。ボイル。
そやから。ここに書いてあんねん。
まだいろんな要素。
これはここでの付きだし言うか。
焼き鳥が出る前にね。
ちょっと、こう切って。
いや、遠いとこからも。みんな結構、居るね。
うん一応、うちはミンチから食べていくねん。
ミンチ、ネック、それからカワな。
まあまあそこらまあ、だいたい最初。
●予約されるのは近所の方が
いや、遠いとこからも。
みんな結構、居るね。
明石からも来てるし。
もう近所の人は、もうねえ。
あんまり来ない。
そやからこの切り方も自分で考えてこう
これがしゃぶしゃぶになる。
ちょっと綺麗に切りすぎた。
まあ、あんな肉を宣伝したらあかんね。
いやもうどっちにせよ、もう予約取れへんからね。
みんな断ってたら良い。
来た人は予約書いて帰るからね。
それしたら他の鶏屋さんにバレるな。
そやからこういうふうに切んねん。
肉もそうでしょ。薄うに切っとう。
そやからこの切り方も自分で考えてこう。
この肉をしゃぶしゃぶにしたらええ言うね。
それを、うんここね。これ言ってまうか。
我流で。我流でやってるから
そこは職人でしとうからね。
料理人。
そやから全然分からない。
味付けとか、そんなん何も知らないから。
何にも習うてないから。
我流で。我流でやってるから。
もう七十三ですね。
十五で。坊主で来たから。
鶏しか知らんからね。
ほんまに美味しいやろ。だからあんまり流さんとって
これがね。鳥刺し。砂ずり。
食べたら分かる。全然美味しいよ。
味も匂いもあれやし、ほんまに美味しい。
コリコリして。
ある時はそないして刺身に。
鳥刺しの注文があったらそれ。
ほんまに匂いはせえへんし。
食べたら分かると思うわ。
食感が良い。コリコリコリコリする。
んん硬いよ。これも焼いたらコラーゲン。
もうとろけてまうから。
ほんまに美味しいやろ。
だからあんまり流さんとって。
いやいや、もうほんま。
今まで来とう人が入られんようなるから。
そやから一回食べたらみんな来るよ
そのしゃぶしゃぶのやつね。
ササミを湯通しして、こう言う綺麗に花のようにして。
ただ量も多いから。
焼き鳥も結構。
そやから一回食べたらみんな来るよ。
美味しい。美味しいからね。
僕が初めて。だって18の時に行った。
27年前やで親父さん。25年じゃないやん。
いやもっと前や。僕が18やもん。
地震で何年かな。
地震で22年。その3年前。
何でもう27年。
18やったって。
だって社長に連れられたんやから。18の時に。
初めて来たんが18。やっぱり25年ちゃうで。27年くらいやっとる。
僕はその時期、働きもってやからな。
働きもってやろマスター。
だからそれくらいやっとうと言うことや。
美味しい言うたらおかしいけど、もう別格別格
ここに5時半に僕待ちして。
鶏が6時半にはここへ来るんですよ。
もうそれまでにコラーゲン炊いたりスープ炊いたり。
うん、スープ炊いたりすんねん。
広島も来るし名古屋の人も来るし。
来る。新幹線乗ってくるよ。
焼き鳥は別として、鍋はね。
もうほんまの別格やから。
焼き鳥は、言うたら新幹線乗ってまでって言うのは大袈裟になるけど。
鶏鍋をマスターとこで食べよう思ったら、ほんまに美味しい。
美味しい言うたらおかしいけど、もう別格別格。
僕らは焼き鳥なんかずっと食べてるからあれやねんけど。
美味しいですよ。ほんまに無いよ。食べられへん。
だから、ここらへんで言うたら、ここ新長田でしょ。
三宮なんか、なんぼでも焼き鳥なんか高いじゃないですか。
ほんでマスターとこで食べよう思ったら、安いし。
ああもう全然ちゃう。
もうマスターも、もう心意気がすごいからね。
義理人情がある人やから。
一回来た客なんか絶対忘れへんからね。
この色。これをみんな女性の人らが、特に
紫蘇。むっちゃ美味しい。
これ持って来るね。
ここで入れよか。見えるとこでしよか。
焼酎ね。この焼酎が一番良う合う。
ほんで、これは自分が日曜日に炊いて、火傷のあれしてたり。
こうでしょ。
ほんでサワー。これだけで良い。
ほんとに美味しいよ。
この色。これをみんな女性の人らが、特に。
飲んでよ。飲んでええよ。
そやからただね。次の日、悪酔いせんように。
また入れたったらええやん。入れたったらええやん。
もう一個。うん。
車じゃないんでしょ。
一杯だけ飲んだらええやん。一杯だけ。
入れたりマスター。
せっかくやからって。せっかく来たから。
飲んでしまい。
これ飲まんともったいない。
せっかく来てるのに。
だからそりゃ一年、鍋、予約取れへんのん分かるでしょ
梅干し漬ける時に紫蘇の葉っぱが出るでしょ。
それをちぎって洗うて。
ほんでまた自分で味付けして。
自分でなんせこれも自分でね。こないして。こう考えて。アイディアや。
そやからね。
まあ言うたら、このボトルがよう有るでしょ。
こんだけボトル有んねやから。
500本くらいあるよ。キープしてあるやつ。
ここにも、この下にも有るし。
焼酎のボトルキープって500本なんか無いよ。
鶏屋には無い。
だからそりゃ一年、鍋、予約取れへんのん分かるでしょ。
来年いっぱいから取れへんから一年半取られへん言うことやからね。
ほんまにプライベートで一回来たほうがええと思う
僕は結構来てる。
もう年に何十回と来てる。
みんな連れて行く。
一回連れて来たらやっぱり、接待でよう使うんですけど、接待で来てくれた人はもうみんなもう絶賛ですね。
だからもう一回連れて行って、もう一回連れて行って、絶対なるから。
一回でも来るんやったら、プライベートで来たら。
飲めるし食べるし。呼ばれるんやったら。
4時から来よう思うたら、マスターに言うてたら大概入れるんで。
月曜日はあかんからな。
でも大概は4時マスターに言うとったら、基本ほんまにプライベートで一回来たほうがええと思う。
ほなゆっくり飲んでゆっくり食べれるから。
ほないろんなお客さんの話も聞けるやろうし。
鍋は一回食べてください。
せっかく来てるんやったら。
きっかけや思うて。
毎週日曜日なったら炊くからね
これ焼酎キープしてもらったら。
普段はこれと水割りとかこう言うので。
あとからレモン切って飲むけど。
この紫蘇の時期だけ自分が炊いたやつは、九月終わりくらいまでかな、有るから。冷蔵庫にずっと。
毎週日曜日なったら炊くからね。
休み利用して。
まだ尚且つ休みまで取って、連休して炊くから。
紫蘇はサービス。マスターの。
ほんとにお客さんに対する常連さんに対する気持ちがちゃうからね。
そやからみんなずっと待ち遠しいて。
だからこの忙しくなるんです。
やっぱり店の方が大事になるから
休みの日もずっと来てるよ。
朝8時頃から3時頃までここに。
することようけ有るから。
次の日の仕込みもあるし。
包丁研いだり、まな板削ったり、タレ炊いたり。
そやから自分で、自分しか出来ないからね。
旅行なんか行ったこと無い。うん全然行ってない。
やっぱり店の方が大事になるから。
休んだらねえ。お客さんに。
まあ夜になったらまた別やけどね。
ほんでも朝5時には起きなあかんからね。