まあなんでも質問してもらったら
ちょっとね。
なかなか市場言う形式ではね。
なかなかね。
市場言うのはほんまにだんだんこう、次の人居らんようなって、スーパーに押されてね。
はいお願いします。まあなんでも質問してもらったら。
これ足何本かな。何本何本。二本取りあえず。
そやから魚屋して長いんですよ
今もう注文のこれ。
料理屋さんがね。持って帰られるタコなんで。
●さっきまで生きてた
そうですそうです。
魚屋してもう五十四年。
いえ僕ね。母親がしとったんですよ。
親父がね。もう中学生のときにもう寝たっきりで。
お酒飲みでもう全然。もう倒れてね。
それから母親と姉がやっとって。
僕長男やから後継いでいかなあかん思ってやって。
そやから魚屋して長いんですよ。
もう中学卒業して頑張って、で今二代目がまた頑張ってくれてるんですけどね。
でまあ、魚屋でもう長いことしてきたら、やっぱ魚屋言うのがすごく良い魅力を感じてね。
やっぱこの歳になっても頑張って一生懸命やってますわ。
これはこないしたら美味しいでとか言うような。そう言うような商売をね
昔は魚がね。買い物の。
まあ買い物言うたら市場言う。夕方のね。食事時分の買いに来る人がたくさん居ったんですよ。
今はスーパーに押されてなかなか難しいですね。
ほんで今若い人がね。この骨のある魚をあんまり食べなくなってね。切り身ばっかしなんで。
それでもう、やっぱりもっと市場でこう。どない言うの。
対面販売でね。これはこないしたら美味しいでとか言うような。そう言うような商売をね。
まあしていきたい思うとるんですけどね。なかなか客が来んから難しいですね。辞めていく人も多いしね。
それにはなかなかちょっと難しいとこもあるけども、やっぱりね。
明石とか昼網、また神戸市漁協のね。買い物なんかしてくれる若い子なんかは元気で頑張ってますわ。
神戸市内では。魚屋さんではね。
だからそんなんで。
まあどう言うてええのかなあ。
みな個人的な店が多なってきて、市場の中でやってる子らがだんだん少なくなってね。
それは難しいですね。
市場の良いところをもっとね。感じてもらえたら一番楽しいんですけどね
やっぱ近海の魚見とったらね。
小っさい時から食べとうからね。
やっぱり、こう遠洋とか冷凍物の魚とか、ぜんぜんもうねえ。味が違うし。
そう言うのが今の人はなかなか分からへんからね。
だからもっとこう、そう言うテレビとか、またなんかでそう言う近海物の魚が美味しい言うことをね。もっともっと紹介して欲しいなと思うとるんですよ。
そやから今の40代50代の若い主婦にね。
やっぱり市場の良いところを、やっぱりもっとね。感じてもらえたら一番楽しいんですけどね。
やり甲斐はあるしね。この辺が難しいとこですね。
だから商売人さんはね。よく分かってくれてるから、毎日、買い物に来てくれるんですよ。
だからうちなんかでも売上の80%くらい商売人さんなんですよ。
だからこの頃は、夜中にFAX、朝方までずっとやってきてね。
その商品を集めて買ってやってるんですけどね。
なかなか難しいところがやっぱありますね。
それをこうね。提供していきたいなあとしながらやっとんですけどね
ほんまはアジとか、その季節にね。回遊してくれる魚が居るんですよ。
そう言う魚を、安い値段で、いっぺん。
その時期時期によって安い品物有るんですよ。それをこうね。提供していきたいなあとしながらやっとんですけどね。
なかなかお客さんが来んかったらね。難しいですね。
まあそう言うところで、まあ頑張ってますわ。みんな。
そやから昼網行ってる魚屋さんはみんな頑張っとうね。
お客さんも付いてきてるみたいでね。
頑張ってやってますわ。
●いつも忙しそうに
もうおかげさんでね。おかげさんで。
まあ商売柄、たくさん来てくれるのでね。
それが一番、楽しみでやってます。
まあそのへんかねえ。
競りに立たんような魚なんかでもね。食べ方によっては美味しく食べれるんですよ
やっぱ小魚はね。
手掛けなあかんからね。
手掛けて、ほいでより美味しくお客さんに提供出来る言うのを一番楽しみでやってますので。
だからまあ、捨てるようなんは、競りに立たんような魚なんかでもね。
食べ方によっては美味しく食べれるんですよ。
で今、お見せすんのかと置いとうやつ。
これ今日はちょっともらってきてんけどね。
これね。湯引きしますねん。
絞めて針入れてね。
これは今日の俺の仕事なんですよ。
結構ね。ちょっと味付けて。湯がいてね。酢味噌だとか梅肉で食べたら美味しいんですよ。
あんまり誰も手付けへん魚なんですよ。
だからくれるんですよこれ。
まあこれね。伝助穴子言うてね。穴子なんです。
それをこう血抜きしてね。湯引きにしますねん。
美味しいですよ。
いや、それが売れへん魚なんですよ。これ。
もうこれをもらってきて、もう要らんからお前とこ要る。持って帰るやろう言うて、もらうんです。
だからこう言うのを捌いていきながら、若い衆の給料とか出したりして。
百匹下ろす人と、何百匹も下ろす人はやっぱり
時間経つの速いからね。
パタパタしていかなんだらね。
あっと言う間にしたいな思うことができひん場合も有りますのでね。
●魚を捌くコツは
いややっぱりね。慣れですね。
例えば百匹下ろす人と、何百匹も下ろす人はやっぱり。
コツコツその骨の有るとこ全部分かるでしょ。この先がね。
もうこれで、耳かきは出来ひんけども、まあだいたいもうこの勘がね。
もう指先の感覚でここが分かる言うことやな。
そらやっぱり数をこなす言うことがまず第一やと思いますね。
最初から上手な人、居らへんからね。
もうこんなんでやってますね。
これも捨てるような魚なんですけどね。
湯引きにしたらね。色が白くなって綺麗んです。
なかなかちょっと余所はあんまり真似してないやろう思うけどね。
はい。こんなもんで。
真っ赤っかなってきた。
お客さんにニーズに合うような物をね。頑張って売っていきたいなと思ってます
息子が居るからね。
息子になんとかね。
跡継いで頑張ってくれたらなあと思っているんですけどね。
●これは
神経を抜いてるんです。神経抜き言ってね。
この頃目が悪なってきてね。なかなか。
もう勘が悪いというか、目が悪いことで。
歳と共にやっぱりもう駄目ですね。
これ神経抜いたらね。捌きやすいから、身も美味しくなるんですわ。
やっぱり新しいものと変わった、今日なんかマナガツオとかね。ものはすぐ売れましたけども。
やっぱり良い物を揃えて、お客さんにニーズに合うような物をね。頑張って売っていきたいなと思ってます。
●ありがとうございました
いや。ありがとうございました。
どうも。
めちゃくちゃ美味いんですよ。脂が乗ってね
これマアナゴの大きいやつなんですわ。
これでもう五六百か、八百くらい有るな。
これがもうほんま俺が魚屋して、これ韓国の旅行行った時に刺身にして食べてたやつを、帰って、家で刺身して売ってみろかって言うて、売って。
うちの嫁さんが薄造りにしたんですよ。ほな結構美味しかってね。
ほんで料理屋さんとか、雑誌とかにいっぱい載ったんですよ。
それからもう高くなってね。
みんなが真似して、なかなか手に入らへんねん。
もうえらい違いですわ。ほんま。
捨てるような物をね。
もうこの域にせなんだら食べられへんような、こう大っきい穴子なんですけども。
それを刺身して、めちゃくちゃ美味いんですよ。脂が乗ってね。
知らん人が食べたらね。ヒラメのエンペラかな。ごっつい美味いなあ。とか言う感じで。
身もしっかりしてね。脂もようけ乗って。
えび芳大谷商店です。
刺身はだいたい二三十種類。明石の魚をメインで販売しております。
午後四時半から刺身、お寿司、3パック千円になってます。
ぜひよかったらどうぞお願いします。