毎週月曜日はね。この味噌漬けが奉仕日になってるから、今日はお買い得
ああ、いらっしゃい。今日は何をしましょ。
タラコですか。良い品物やからね。美味しいです。
こんなんも自分で下ろして切り身にして自分で塩振るから、甘塩になって美味しいです。
今日はね。毎週月曜日はね。この味噌漬けが奉仕日になってるから、今日はお買い得。はい。毎週月曜日。
もう親の跡は継ぐのが当たり前って言う感じで育ってきたから
五十年以上。長いです。
いや私は二代目です。
戦後すぐやったん違うかな。戦争前からやっとったんかな。
そこらははっきり聞いてませんねん。
私らの子ども時代から、もう親の跡は継ぐのが当たり前って言う感じで育ってきたから、自然にもう二代目言う感じ。
多少は他の方にも、ちょっと興味が向くねんけども、もう90パーセント以上はもうするもんやと。親の跡を継いで。
そう言う中で大きくなってきとうから、ごく自然に。
親も跡を継ぐ物やという感覚できとうから、そこらは別にスムーズというか、それが当たり前って言う感じやね。
僕に限らず結構みな中学くらいからもう店の手伝い
私らの年代、ここの市場でも何人も居るけども。
全員がそう言う感覚やったからね。二代目さんは。
だから別に疑問とかそんなん一切無かったね。
ちゃんと高校出てからね。高校出てから五十年で、もう中学入ったら店が。
学校から帰ったら鞄置いて手伝えとそう言う時代やったからもう僕に限らず結構みな中学くらいからもう店の手伝い。
だから昼学校から夕方帰ってきて、ほんで店の最後の片付けはもう私が役やから、中学生の丸坊主の時から。
特に店台洗うんは、もう五十年どころか五十五年ほどくれんと。
そんなんしながら仕事覚えていくから
仕事なんかはみな親が指導者みたいな物やから、品物の見方とか切り方とか言うのは、こうやれよって。
最初はやっぱり上手いこといきませんわね。こんな切り身にするんでも。
でもやっぱり仕事やから習うより慣れで覚えていって。
優しい親じゃなかったけど、厳しかったです。仕事はね。
だからまあそれで覚えてんけども。
やっとけよ言うような感じで。
そんな丁寧なことは無いね。
何でもやって失敗もやって。
当然包丁で手切ったり、そんなんしながら仕事覚えていくから。
手切ったらボーッとしとうからや言うて。
飛んできてくれて絆創膏なんて貼ってもうたことも無い。
ボーッとしとう、反対に怒られよった。
なんぼ塩や言うても痛む物は痛むからね
種類少ないけどやっぱり品質と後は商品の管理やわね。やっぱり。
平均的に売れて行ってくれたら良いけど、やっぱり中には残る物が有るから。
そういう物はもうチェックして、悪かったらもう廃棄するようにね。
なんぼ塩や言うても痛む物は痛むからね。
だいたい自分では処分する気は無いんやけども、中にはどうしても残っていく物が有るから。
だいたいまあ三日か。
塩の物やから二三日では売るつもりではやってんねんけどね。
どうしても除けられるのはちょっと除けられとる。
けどそんなんはもう廃棄するか自分のおかずにするか。
だから一応こう言うタラコなんかはもう毎日見るし、だいたい品物、パッと見たらだいたい分かるからね。
ああこれちょっとおかしいなって言うのが。
その方がお客さんにもこう自信を持って売れるから
まあ出来るだけ自分で手作り出来る物は自分で手作りして。
その方がお客さんにもこう自信を持って売れるから。
そこらは出来るだけ。
こう言う味噌漬けなんか、全部私が手作りして。
ほんでお味噌なんかも京都の石野言うところの味噌ね。取り寄せて。
やっぱり味噌、ええお味噌で漬けてる。
せやから割と味噌漬けは美味しい言うてもらえます。
そやから品物より味噌が美味しいんかな思うて。
いつもありがとうございます。
まだまだ長い人生頑張りますんでよろしくお願いします。
はいどうも。ありがとう。