ミャンマーの人たちは、毎日必ずカレーを食べるんですね

こんにちは。
ミャンマーの、まあ普通の家で食べる家庭料理ですね。
うちの主人がミャンマー人なので、特にうちの主人が家で食べてきたようなものが多いです。
ミャンマーの人たちは、毎日必ずカレーを食べるんですね。
なのでそのカレーを中心として、そこにサラダとか。
まあ日本でもね。主食があって、サラダとかスープとか有るんと一緒な感じで。
中でもお茶の葉のサラダって言うのが、もうミャンマーでまあ一番有名で。
ミャンマー人が、もう誰もが好きなサラダが有るんですけれど。
それをカレーと一緒に付けてます。

その中でもサムサって言うのは人気があってね

あとこのサモサって言うのも付けてるんですけども。
サモサは、まあこれはちょっと、家で作るって言うよりも、外で喫茶店とかで売ってるんですよ。
紅茶を飲みながら食べると言う。
紅茶って言うのは、ミャンマーはもともと英国の植民地だったので、紅茶を飲むってのがすごい根付いてまして。
紅茶と一緒に何かこう食べるのに、まあパウンドケーキを食べたりとか、英国スタイルで。
インドも隣なので、インドからやってきたこのサモサって言うのを食べたり。
あと中国も隣なんで豚まんも食べたり言う形で。
もうミャンマーの喫茶店に行くと紅茶と一緒に豚まん、サムサ、パウンドケーキ。あと月餅とか。
そう言うなんかワールドのね。お菓子なんかとか並んで。
まあその中でもサムサって言うのは人気があってね。
おかずって言うか、ご飯もなるし。
日本の方もたぶんサムサって好きだと思うんで。
これ主人が作ってくれるんですけど。

ミャンマー人の友達もみんな集まって、ああでもないこうでもないと

料理人ではないです。
まあ普通の、普通ですね。
別に、別って言うか。料理人ではないです。
でも料理は好きですね。
実はサムサは作ったこと無くて。
この店でじゃあサムサって日本で絶対受けそうやから作ろうって言うことになった時に、サモサの作り方が分からなくて。
日本に居るミャンマー人のいろんな人に聞いたんですけど、やっぱりみんなサモサって作ったことがなくて。
それは喫茶店で食べるものだったんですね。
ミャンマー人の友達もみんな集まって、ああでもないこうでもないと言う。
しかもこの三角に包むのが、どうやって包んだら良いのか分からないんで。
みんなでこう紙をね。切って。
折り紙を持って来て包んでみたりとかしてもう。
みんなで家で宿題みたいにして。
でまあ、うちの人がたぶんこうじゃないかと。
春巻きの皮をこう三角に折って、パタパタッとして出来たのが、この形なんですけど。
でもその時も果たしてそれが合ってるかどうか分からないまま、もうこの店で売ることになったんですけど。
いや分からないですね。
いやミャンマーで食べたらまあ同じような三角なんですけど、やっぱりなんかちょっと違う気がするんですけどね。
ジャガイモとミンチ。鶏ミンチと。
カレー粉が入ってて、ちょっとカレー味の肉じゃがが入ってるって感じなんですけどね。

主人の田舎に居るときは猫カレーもありますし

カレーはもうすっごい種類がいっぱい有りまして。
肉、お肉類でもチキン、羊、あとは何かな。
普通に豚肉とか、レバーのカレーもありますし。
チキンのレバーのカレーもあれば、ちょっと変わってるのでは山羊の脳みそカレーとかいろいろ有りますね。
田舎行ったら猫のカレーとか有りますね。
主人の田舎に居るときは猫カレーもありますし。
猫カレー。ちょっとねえ。食べて良いか分かんないんですけどね。良いんかな。
うちのは普通のチキンカレーですね。はい。
まあ魚も、魚のカレーもあれば、卵のカレー。茄子のカレーとか。
もういろんなカレー。種類が有って。
まあ毎日食べるのでもう飽きないですね。そんなんも。
ミャンマーもコッテリですね。
ルーの上に脂の層がこう有るくらいのカレーなんですけど。
で、お肉がボンとかたまりでバンと入ってたりとかして、食べごたえ有りますね。
だから野菜がこうニンジンやね。ジャガイモとか。
そんなんがいっぱい入ってる感じでは無いですね。
お肉が主体で、まあお肉に変わってその一個が茄子とかね。卵って言うのも有りますけど。
ちょっと日本のカレーのイメージとは全然違うものになってますね。

一度食べたら皆さんこう病みつきになる

カレー以外だと、さっきほど言ったお茶の葉のサラダが一番人気ですね。
お茶の葉はそのまま食べるのではなくて、発酵させてるんですよ。
お茶の葉をたぶん、私もしたことなくて、ミャンマーから発酵したものを送ってもらってるんですけど。
塩でこう漬けて、一緒に唐辛子とか酸っぱい果物をまたあとで混ぜ込んで発酵させたものにまた味を付けて。
ちょっと油で柔らかくして、それを使ってキャベツとか生野菜と一緒に混ぜて。
あとはナッツをまたさらに混ぜて食べるんですね。
なので食感もね。ナッツの食感とお茶の葉の酸味と、あとは唐辛子のピリッとした辛さなんかで。
なんとも言えない、まあ一度食べたら皆さんこう病みつきになるって言うことを言っていただきますね。

すごい面白かったんですよね。ミャンマーが

もともとは、私ミャンマーに住んでたことがあったんですね。
そこで知り合って、まあ結婚して、日本に一緒に来ることになってって言うことなんですけど。
バックパッカーって言うのしてたことがあって。昔流行ってたんですよ。すごく。
その時期にちょうど私もバックパッカーをしてまして。
もう東南アジア。仕事を辞めて東南アジアをもう二年くらい回りました。
まあいろいろラオスとかベトナム、タイとかね。一般的なとこ回って。
もうだいたい、まずお金もなくなったし帰ろかなと思ってた時に、まあ何かでミャンマーって言うのが有るなあと思って。
あまり言った人の話し聞かなかったんですけど。
まあせっかくやから帰る前にちょっとミャンマーももう一個行っとこかなって言うので行ったら。
今まで訪れた中で一番魅力的って言うかなんか、すごい面白かったんですよね。ミャンマーが。
いやこれは日本に帰らんともうちょっとここに居たいって思ってしまって。
でもミャンマーはビザが四週間だけやったんで。
長く滞在するにはもうワーキングビザに変えないといけなかったので、なんせ仕事を探して。
運良く仕事に巡り会えたので、そのまま働いてミャンマーに滞在することになりましたね。

ああすごい。ねえ、自然で。素敵だなあと思って

観光地化されてたんですよね。他の国はだいたい。
ですけどミャンマーって言うのはもう、ずっと鎖国されていたんですね。
たまたま行った年がこうビジットオブミャンマーって観光年で、観光客もこう受け入れたいって言う政府のあれが有りまして。
その時にたまたま行ったんですけども。
とにかくなんにもこう昔からのね。自分たちのこう習慣だけを守って暮らしてた人たちの姿があって。
なんかほんとタイムスリップして来たって言うくらいの驚きとか有りますね。
例えば男の人はみんなスカートと草履で。
みんなこう言うシャンバックって言うね。斜めに掛ける布の鞄をこうみんなズルズル掛けてて。
まあそれが、おじいちゃんもおばあちゃんも子どもも女性も若い男の子も、みんながそれ。そんな格好で。
なんとも言えない不思議な。
女の人はこう、みんな生花って言うかね。お花をこう。
髪が長くて、お花をこう、みんなここにシュッと挿して。
ああすごい。ねえ、自然で。素敵だなあと思って。
なんなんでしょうね。なんとも言えない。
まあそう言う儀式とか、まあ特別な時とかじゃないんですけど、集落の日常。
普通にそう言う生活されてるって言うのがね。すごい不思議で。
もうなんか空気も違う。他の国と空気もなんかこうねえ。
ゆっくり流れてる感じで。
なんかセカセカしてない言うか。のんびりしてるんですよ。
五年は居ましたね。

まあやっといてって言われて。やったまま、九年くらい経った

私も主人も料理の勉強とかまったくしたことないんですけど。
主人はもともと料理が好きで、子どもの時から親のね。手伝いでやったり。
田舎から出てきて住み込みで働いてたんで、そこで自分のご飯を作ったりしてて。
まあ料理は作るの得意だったんですね。
日本に来てミャンマーの料理をね。日本の人が食べたらどう思うだろうって言う。
そういう頭がいつも有ったんで。
たまたまナイト屋台って言うのが、この丸五市場で開催されるって言うのが新聞で見つけまして。
じゃあこれで一回ミャンマーのカレーを出して見ようって出しましたら、みんなに美味しいって言ってもらって。
まあ主人もちょっとねえ。それで気分が良くなって。
それで、じゃあお店しようかなみたいな。
ここ店舗も募集してたので、じゃあここちょうど空いてるから、もう俺ここで店するわみたいな感じでね。
びっくりしましたね。
その間ね。子どもが三人目が生まれて、まだ一年経ってなかったんで。
でもまあ主人がするから、じゃあすればって言う感じやったんですけど。
いざオープンの前の日に、なんか、じゃあ頑張ってね。みたいなこと言われて。
もともと主人も仕事が有ったんですよ。
まあそれがちょっと無い日と有る日が有ったんで、じゃあ無い日に店をするって言う。
なんかそんな上手いこと出来るんかなと思ってたんですけど。
やっぱりその元々の仕事がね。ちょっと忙しくなって。
私、まあやっといてって言われて。
やったままこう、もうこのままずっと。
九年くらい経った。もうねえ。

この内装とか、このテーブルとか、全部手作りで

一応サムサは作ってくれてますけど。
サムサだけは。
商品開発は私がして。
この店作ってくれました。
この内装とか、このテーブルとか、全部手作りで。
よく見ると、すごいこんないろいろ隙間が有って、配線もすごいことなってますけどね。

割と日本の料理に近いような感じがするって

最初はやっぱりミャンマーってねえ。一般的じゃ無いので、なかなかスッと入って来れないんで。
やっぱりミャンマーに行ったことのある方とか、ちょっと東南アジアに興味のある方とか。
まあカレーが好きな方が来て埋まってたんですけど。
最近はもう関係なく、いろんな方が来てくれますね。
まあ若い学生さんから、年配の方、あと子ども連れのお母さんとか。
いろんなね。方が。
まあ食べやすいって言う。
そんなにね。特に辛いとか。なんか食べにくいって感じは無くて。
割と日本の料理に近いような感じがするって。
タイはね。ココナッツミルクが入ってたりとかしますけど。
ミャンマーもほんと味付けもジンプルで、お塩とあとナンプラーだけみたいなところが有って。
ほんとシンプルなんで。
まあ後はもう酸味で果物をちょっと入れたりとか。
全然大丈夫ですね。

まだまだ家のことが忙しくて

定休日は火曜日と土曜日、日曜日と。はい。
やる気が無いわけじゃないんですよね。
いろいろもう、まだまだ家のことが忙しくて。
いろいろ器用に出来ないんで。
月水木金ですね。
休みの日はもう家のことでバタバタしてます。

ちょっと楽しい催し物もやってますので。ぜひ

ディープナイト。
丸五ディープナイトイン丸五市バーって言う催しをやってるんですね。
ナイト屋台と別に。
それはもう市場の中の三店舗だけでやってるんですけど。
うちと焼酎居酒屋の今井やんと、あと沖練り物店。三軒でやってるんですね。
ちょっと暗くして、蝋燭の明かりと、まあちょっと手作りのランプの照明で。
アジアのなんですかね。夜のバーみたいな雰囲気を出してやってますので。
毎月第一火曜日です。六時から十時まで。
ディープナイトは四月から始まりまして、四六七九十ですね。
ちょっとややこしいんですけどね。四六七九十という。第一火曜日。
すごく雰囲気が良くて、占いがあったりね。ちょっと楽しい催し物もやってますので。ぜひ。
市場は休みなんですよ。休みなので、好きに変えられるって言うか。内装を。

キュウリ余ってへんとかね。卵ちょっと一個貸してとか

市場、みんなね。
すごく、なんて言うんでしょうね。
下町感があふれてまして。
今もう、昔やったらねえ。いろいろ近所になんか借りたりしてたじゃないですか。
今はねえ。隣、ちょっとお醤油貸してとかね。そんなんないですけど。
この市場の中だと。
キュウリ余ってへんとかね。
卵ちょっと一個貸してとか。
みんなそんなんで。
昭和ですね。
助け合いながら。はい。
ちょっと買い物とか行ってる間も、お客さん来たら、前の天ぷら屋さんが、すぐ戻ってくるからちょっとこの辺座っといてとかね。
うちもねえ。いらっしゃらない時は、お客さん来たら天ぷら売って。
お互いにしたりしてるので。

ありがとうございました。