その時は私パートさんやって。だからパートさん行ってて
もう、ずっとデパートの時から、もうそば焼きだけ。
神戸デパート。そうそう。
国道沿いのアスタのあの1号館、神戸飯店が入っているところ。
あの市営住宅のところが神戸デパートって言うて、デパートやったんです。
もうその時から、その時からね。一緒一緒。デパートの時からの味、ずっと守って来てるんです。
名前は金六、金に六、金六さんって言うんですけどね。
その時は私パートさんやって。だからパートさん行ってて。
でもまあ、奥さんが旦那さんが亡くなってから1人やから。
冠婚葬祭ね。ずっと休まなあかんでしょ。
岐阜の方やってね。旦那さんが。
だからそう言う時は泊まりがけで行かなあかんから。
私ずっと朝から晩まで居ってね。
どっちが経営者って言われるぐらいずっとしてたから。
でも震災後ね。
あのほんまにやっぱり若い子が。
私、百均行っとったんです。百円均一しとって。
だからそんなんせんとそば焼いてって言うて言われて。
それからそば焼くようになって。
だからそれからでももうねえ。19年なりますわ。
デパートの時は17年やったんです。
震災になって平成10年からここ。
もうかれこれ19年になります。
お客さんが皆こう広めてくれて。で今があるんです
大変でしたよ。それは。
ここでしてる言うの分からないでしょ。
向こうなんにも無い。焼け野原やから。
たいがい、するって言ったら向こう、デパートのとこらへんでやってると思ってお客さんは向こう探しますやん。
でもねえ。結局は。
だからそんなんで分からんかったって言ってね。
何年か経って、ここでしてる言うの分かって。
私はスマホでこんなんするのはようせんからね。
お客さんが皆こう広めてくれて。で今があるんです。口コミで。うわぁ一緒やって言う。
一番嬉しかったのは、ここ通ってる人が。
私とこ、おソース後掛けなんです。
ここで、おソース味付けないんですわ。
ウスターをちょっとだけ入れるけどね。
だけど後から自分で味付けするから、そのお客さんがここで食べてはるのを見て。
あっ、デパートのやって言って、分かってくれはって。
そんなんですよ。
おかんソースが違うやんかって言われる
ソースが無かった。
さあ始めよって言った時に社長さんが亡くなった。ソース屋さんの。
ソース屋さんの社長さんとこは、まあ言うたらね、家内工業やから。
跡継ぎが居ないから、出来ないでしょ。
でも結局はそのソースに困りました。
いろいろいろいろやりましたよ。
もう前の味に近い味を自分で探さないかんから。
今のほんで今の味になってる。
ちょっとブレンドしてます。
それをだから慣れてもらうまでにお客さんによう言われました。
ソースが違うって言う。
ずっと来てる人は分かるんですよね。ソース。
だからソースが。
おかんソースが違うやんかって言われる。
でももう無いもんしようが無いから。一生懸命。
そう言われて、大変で、大変でしたよ。そら。
でもまあ今はね。もうこれに慣れて、みんな何も言わなくなったけど、しばらくは言われましたよ。
だからスーパーで売ってるのんはねえ、ダメやから。大変でした
麺も変わってます。
変わりました。麺も。
私親戚からずっと取ってたんですけど、もうそこも潰れちゃったからね。
だから今、今は淡路から来てます。淡路洲本から来てます。探して。
結局、細麺で、値段もね。合わなあかんでしょう。
うち安いから、高い仕入れやったら合わへんでしょう。だから。
そしてまだ尚且つその麺が良いのん。
だからスーパーで売ってるのんはねえ、ダメやから。大変でした。
だから今ねえ。
淡路からこう持って来て。洲本、洲本やからね。持って来てもらいます。
持って来てくれるんです。ほんまに。
懐かしい懐かしいって言ってみな喜んでくれるんですね
ええこんなとこやから新しいお客さんて。
やっぱり口コミでは来てくれはるけど、通るお客さん拾われへん。
ちょっといらっしゃいって言われへんでしょ。
だからまあ、前からのね。お客さんばっかり。ほとんどそうやね。
遠いとこからも来てくれはるからね。
だからね。遠い。
あのね。一番遠いのは福岡かな。
もうどうしても食べたくなった言うて。
それともう岡山とか。うん。
岡山の人はね。お父さんが持って行ってくれたり、自分も新幹線で来たりね。
ありがたいでしょ。
もうこの辺やったら川西池田とかね。姫路と加古川。
多いですよ皆、震災で皆こう。
デパートがあった西っ側にね。熊見学園、今星城学園って言って学校が有る。
妙法寺の方に変わったんですけど、ここに有ったんですよ。女子校が。
そこを卒業した方たちがいっぱい来てくれるんです。未だにね。
そらもうお母さん。もうええ歳になってます。
だからデパートの時の話しで花が咲いてね。
懐かしい懐かしいって言ってみな喜んでくれるんですね。
だけどもうちょっと頑張っとってなって言うけどね。
それでもなあ、もう歳が歳やから。
もうそないに頑張られへんけどね。
冷めても食べられるんですよ。ベタッとならないの
特徴って言ったらね。
まあキャベツ、シャキシャキで食べやすいね。
だからみんな言われますけど、うちとこ焼き方がちょっと違うんで。
二度焼きするからね。二度焼き。
だから、そこら辺がちょっとお好み焼き屋さんと違うとこかな。
初めに麺と肉。お肉を先炒めて置いとくんです。
それをお客さんの顔を見てから、もう一回今度はキャベツ入れて焼くんです。
違う。たぶんね。
冷めても食べられるんですよ。ベタッとならないの。
持って帰ったらベタッとなって食べられへんでしょ。冷めたら。
ラードとかも、私とこラード、100％ラードじゃないんですよ。
植物油って言うのが入ってるんです。植物性の物が。
だからひつこくないの。
デパートの時からもう同じ。ずっとね。
一番こだわるのキャベツ。キャベツにこだわります
キャベツぎょうさん入ってますやろ。
高い時大変ですよ。今ちょっと安いですけどね。
高い時は800円まで行ったことありますもん。一玉がですよ。
すごいキャベツにこだわるんです私。一番こだわるのキャベツ。キャベツにこだわります。
味、甘いですね。甘みがすごいんです。
だからね。
何でも良い。スーパー行ってね。安い時ありますやん。だからそれは使われない。どこのキャベツか分からない。
産地を言ったら。だから今は愛知です。
もうちょっとしたら信州が出てきます。あれが一番美味しい。違うんです。
だから八百屋さんは大変ですよね。無いのを仕入れてこなあかんから。そうずっと言ってる。
だからうるさいなと思ってるやろけどね。きっと。
これは硬いとか、この人のはあかんとか言うて。
人の名前が入ってるからね。このキャベツに。
あの人のはあかんとか言って。今度はこの人の仕入れてこんとってって。
まあ畑は一緒でしょ。
そやからあかん。硬いとかね。うるさいねん。
大変て分かって探してきてくれる。重たいやつなとか言う。
だいたいキャベツのね。こう軸があるでしょ。
あれがね。この辺の太いねん。
ほんならお客さんがね。
こう切って小っさくほんま刻んでんねんけど、そこ皆お皿の横にこう除けはんねん。
そこが美味しいねんけどね。甘くて美味しいやんねえ。
でもそれをね。もうこの辺のは太いねん。それを除けるねん。
だからここの向こう。北の方の。
向こうのんはそこが細いねん。で甘いねん。
だから向こうの。
だからこっちでええの有るよって言っても、もうそれは要らんって言って買わへん。
ほんとはね。市場さんで買ったら使ったら良いねんけどね。
そやからこの鰹とキャベツだけやから
うちねえ。旨み調味料って言うの振ってないからね。私。
そやからこの鰹とキャベツだけやから。この鰹の粉と。
鰹これよく出るよ。ベッと。まあええ加減やからね。
ああやって入れるから、ようけ入っている時と。
だからこの鰹もおっちゃんがええのん引いて持って来てくれる。
今日、長いことおしゃべりする人が来てたから
パンをね。作ったりしてる。今日は無いけど。
焼きそばパン。パンを挟んで。
それを作る間が無かってん。
今日、長いことおしゃべりする人が来てたから。
でもまあ、デパートの時のね。人やから。仲間やからね。
たこ焼き屋さんの奥さんが来とったから、出来ひんでしょ、しゃべってて。
美味しいんです。美味しいです。
ほんまはね。今日しとったら良かったね。昨日はしとってんけどね。
今日はしてない。出来なかった。
今から作っても、もう2時やもんね。
そば飯は美味しいです。
そば飯はここでちょっと薄くは掛けます。
そんなにベタベタ真っ黒けにはならないけど掛けます。
持って帰りはる、その器に入れてからもちょっとは掛けます。
もうねえ、19年も続くとは思ってなかったからね
大変でしたよ。みんなこう言う物と。
ほんまに。突貫に。突貫や。
だからあんまり綺麗く作れてないけど。
まあまあ、なんとか形にはなった。
鉄板は旦那が、もう亡くなって居らんけど旦那の同級生が、鉄工所してる。
これは開店祝いや言うてくれたん。
高いですよこれ。買ったら何、十万以上するんじゃ無いですか。
分厚いし、特別に作ってるやつ。
市販のじゃないから分厚いです。
違いますねえ。鉄鍋良いでしょ。やっぱり。
だからこれ鉄板。
そやから夏は良いんですけどね。温もるの。
でも冬は温もりにくいし、冷めるのもすぐ冷めちゃうし。
夏は大変ですけどね。すぐ温もるけど洗う時大変ですよ。
もう冷めへんから。洗えない。水掛け論やけどね。
ねえほんまに。
もうねえ、19年も続くとは思ってなかったからね。
一人でしてます。
でも土曜日日曜日祭日は息子が1時半か2時くらいまでは手伝ってくれる。
下焼きだけはちょっとしてくれるから助かりますけども。
まあ下町やね。この辺ね。和気藹々と、良いですよ
家族、みんなほんと仲良いです。
縁は無いですけどね。友達が、こっちの方の子が、ここ空いてるでって言ってくれてね。それから。
まあ下町やね。この辺ね。
和気藹々と、良いですよ。
私なんかもう毎日コーヒー出前してくれる人居るもん。
もうちょっとしたら持って来てくれる。
自分とこでコーヒーを点てたら持って来てくれる。
いりちゃんの分も言うて持って来る。
ときたま、時々おやつ付きで持って来る。
ねえ。良いでしょう。
だからもう、お客さんでもしょっちゅう何か持って来てくれるねん。
大変やでこれ。豚になるの分かるやろ。私。
みんな羊羹とかね。もういろんな物、持って来てくれる。
いりちゃん食べてって持って来てくれる。
良いでしょう。ねえ。
三宮辺り行ったらこんなん無いと思うわ。
ねえ。ほんまに。
それが有るから頑張れるんやと思うけどね
いややっぱり人付き合いやわ。人間関係やね。
文句言いながらでもね。やっぱりこう、みんな助け合ってね。出来る言う。
一番やね。
19年よう続いたと思います。歳と共にしんどいけどね。
それが有るから頑張れるんやと思うけどね。
たまに電話掛かってきますよ。そこに。
まあ今、明石の方にね。昨日も大を4つ、あら6個、作っとってとか言うて電話掛かってくる。ねえ。
体力ある。持って帰って言うのは。
持って帰りはんねんけどね。
でもね。そうやって。
嬉しいですね。遠いところからね。ほんと。
明石からわざわざ買いに来てくれはる。
すごいでしょ。
やっぱりここのが一番美味しかったって言ってもらえて。もう嬉しかったです
ええ誰やったかな。名前忘れた。
あのね。この人。泉麻人さん。
この人がねえ。もうだいぶ前やねん。来はって。
ほんでそば飯を食べはって。
その時は私とこメニューに無かってん。
ご飯を持ってきていただいたらしますよって言うて。
どっかその辺行って買うてきはってね。焼いてあげて。
そしたら色白のね。
そんなにこう濃いく付けないから。色白のそば飯で。
でもね。美味しかった言うてね。
後でね。その取材の時より後で２回くらい個人で来はってん。
ようけあちこち回ったけど、やっぱりここのが一番美味しかったって言ってもらえて。
もう嬉しかったです。
最近はね。こっちの方、来はらへんけどね。
もうだいぶ前よ。これ。
だけど、もうほんまにね。嬉しかったですよ。
来てくれはって。遠いとこから。
東京やんねえ。関東の方でしょ。この方。
私知らなかった。この人。
ほな向こうで、八百屋さんの、もう辞めはったけど八百屋さんのお姉ちゃんが見とってね。
後からぱあっと来て。
おばちゃん今の泉麻人来たやろ。
ええ知らんねん私。何にも知らんから。
だから知らん。ええ知らんの。
いろんな人。だからいろんな人、来てくれはったけどね。結構ねえ。
最近あんまり、この辺回ってきはらへんけど、よう来てはるんです。
ターザン山下なんかもよう来てましたよ。
最近は遠く行ってますやろ。あの人。
この辺居らへんやんねえ。遠いとこ回ってはるわ。
