こんにちは。
板宿公認市場代表をしております岸と申します。
板宿公認市場は戦後の混乱期の昭和21年頃、山陽電鉄板宿駅周辺に有った闇市の周りに家が建ち始め、店舗も次第に増え始め、徐々に市場らしい形が出来はじめました。
まもなく国に認められた市場という意味で板宿公認市場が開場し、同じ頃に次々と5つの市場が誕生し、現在の板宿市場になりました。
板宿という地名は、その昔、京の都を追われた菅原道真公が太宰府へ向かう途中、この地で仮の板で急ごしらえした宿を建てて一夜を過ごしたと言うことに由来するそうです。
この板宿は最近には須磨区役所も移転してきて、山陽電車の特急も停車する乗降客の多い駅で、神戸市営地下鉄の駅も有る交通アクセスの非常に良い恵まれた街であります。
また滝川中学・高校、育英高校、須磨学園と、学校もたくさん有り、登下校の生徒さんにも愛されている街でもあります。
そんな歴史有る商業地ですので、昭和40年頃の高度経済成長の期には夕方になると市場の中が人で溢れかえって、子どもなどは危なくて連れて歩けないほどの賑わいでしたが、阪神淡路大震災後、不景気と大型量販店の進出が重なり、急激な売上の減少、後継者難、地域のお客さまの高齢化などで、見る見る空き店舗が増えてしまいましたが、なんとか残った店舗で現在も頑張って営業を続けております。
このような苦しい状況ではありますが、最近では昼間の営業だけでなく、夜に営業している飲食店も増え、昼間の顔と夜の顔の二面性を持った市場になりつつあります。
当市場の各店舗の特徴としましては、非常に個性の強いこだわりを持った面白い店舗が多く、あまりどこにでもあるような店は少ないので、お越しいただいて各店店主と話をしていただくことで、必ずいろいろな見識が深まることを保証いたします。
ではみなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
こだわり豊富な店構えの板宿公認市場にぜひお越しください。