こだわりと言いますと、昆布に関しては羅臼昆布にこだわってます
いらっしゃいませ。
岸日の出堂と申します。
販売している物は、昆布、塩昆布、出汁昆布、そして、煎餅も販売してます。
こだわりと言いますと、昆布に関しては羅臼昆布にこだわってます。
いろいろ利尻昆布とか道南昆布とか有るんですけども、やっぱり羅臼昆布が一番、味が濃いので。
うちでは羅臼昆布にこだわって、出汁昆布に関しては羅臼昆布のみ。煮昆布に関しては日高昆布を扱ってます。
売れ筋の塩昆布は、こちらにあります松茸昆布。この辺が良く売れております。
他の昆布で賄わずに、もう採れない年は少ないよと
●いつから
一応創業はね。大正10年なんですけど。
最初は新開地で煎餅屋をおじいちゃんの代にやっておりまして。
ちょうど神戸の空襲で焼かれてこの地に逃げてきたそうで。
その後、戦後、昆布も煎餅と両方やるようになりました。
僕で今3代目です。
●羅臼昆布を
やっぱり羅臼でだけしか採れてないので絶対的に量が少ないんですよ。
ですから、まあ日本中で料亭とか有名なお寿司屋さんであるとか、そう言うところがもう買っちゃうとあまり一般流通しないんですけど、そこはもう長年やって来たあれで、なんとか仕入れること、頑張って仕入れてまして。
羅臼昆布にこだわって一般ご家庭でも使っていただくように仕入れて頑張ってます。
●独自の仕入れルートが
まあそんな大層なもんじゃないんですけど。
一応、採れない年もありますので。
他の昆布で賄わずに、もう採れない年は少ないよと。
採れる年になるべく蓄えて、切らさないように努力してます。
昔ながらの煎餅をなるべく集めて、はい、売っております
●お煎餅は
はい。一応今売ってるのはこの6種類で。
まあ一番よく売れてるのが、この炭酸煎餅がよく売れてます。
有馬温泉名物なんですけど、有馬温泉で買うよりもずいぶん安くで頑張って販売してます。
はいお得ですよ。
あまりそこら辺のお菓子屋さんでは売ってないような、本当の素朴な煎餅にこだわって。
昔ながらの煎餅をなるべく集めて、はい、売っております。
炭酸も美味しいんですけどね。
このビーンズ煎餅。これは空豆と煎餅。ん。空豆の煎餅なんですけど。
一度、空豆を塩で揚げて、塩でまぶしてますので、ちょっと甘辛いんですよ。
それがね。結構、お酒に合うんです。この煎餅。
これで酎ハイとか飲まれる方も多いんで、お薦めですね。
あとちょっと珍し目では、こう言う吹き寄せ。
これ作るのすごい手間掛かるんですけど。
この白いのがまあ生姜味の砂糖がまぶしてあって。
なかなかおばあちゃんとかに懐かしいとか言っていただくんですけど。
これもお薦めですね。
後はね。
この玉子煎餅。
これもう普通に瓦煎餅と同じ種で焼いてるんで、ほんとに普通に玉子の素朴な味です。
あまり油っけが無いので、非常にヘルシーだと思います。
そう言う方々がどうやって出したら良いの言う質問をしていただけるんですよ
●昔ながらの物が
もうなるべく、あまり売っていない。
スーパーで売っていないようなものをこだわって並べるようにはしてます。
●ご年配の方が
でもね。
最近割と若いお母さんで、ちょっと料理にこだわる方が、やっぱり市販の出汁の素よりもきっちり昆布と鰹煎り子で出汁を出そう言う方も結構居られます。
そう言う方々がどうやって出したら良いの言う質問をしていただけるんですよ。
ほんとの出汁ってこう出すんよみたいなアドバイスをして買っていってもらってます。
やっぱりそう言うところはこだわって欲しいな言う気持ちは有りますので。
●ありがとうございます
いえいえ。
●奥に面白そうなものが
はい。どうぞどうぞ。
まあ鉄道模型が走るバーってどうやろうと、そんなことにちょっと気付いて
実は、この普通の昆布屋をやりながら、趣味で鉄道模型も昔からやってまして。
結構、お客さんの模型の製作依頼とか、そう言ったことに応えてたんですけど。
そのうちそれが仕事になりまして。
鉄道模型も実は裏で作ってまして。
それがそのうち家内がバーをしたい言うのを4,5年前に言い始めまして。
ほんでまあ普通のバーしても面白ないんで。
まあ鉄道模型が走るバーってどうやろうと、そんなことにちょっと気付いて。是非やろうと。
ほいで実は、去年の3月から鉄道模型バーを店のこの中でやってます。
一応営業時間は5時から11時頃までやってますけど。
一応市場が休みの木曜日は定休日なんですけど。
まあそれ以外は一応基本開けてやってます。
まあ僕もそう言う店が有ったら行きたいなあってかねがね思ってたんで
●鉄道模型は何年くらい
僕はねえ、実は小学校の頃から。
最初紙で鉄道模型を作ったんが始まりで。
それから、まあずっとやってますね。
もうですから50年近く作り続けてます。
●電車がお好きなんですか
そうですね。
まあ飛行機とか船とかある中で電車を選んだ言うのは、やっぱり基本、電車言う物が好きですね。
電車とか鉄道車両ですね。
●運転したいとか
あのね。あまりそれは無くて。
乗り鉄でも撮り鉄でも無くて。
ほんとにミニチュアの模型を作る。それがまあ鉄道車両であるという。それが好きなんですよ。
まあそうですね。作り鉄と言えるかも知れないですね。
●作り鉄とバー
まあそう言うことです。
やっぱり模型仲間、同じように作る方も、結構お酒好きな方多いんで。
なかなか家で走らせながら一杯飲むとか言うようなことは出来ないと思うんで。
まあそう言う場に。
まあ僕もそう言う店が有ったら行きたいなあってかねがね思ってたんで。
誰もやらないので、なら自分でやったれみたいなんでやり始めてしまいました。
もうそう言う商売忘れて、その方ともう普通に趣味の会話をしてしまいますので
●お客さんが鉄道模型を持って来たり
もちろんそう言う方も多くて。
サークルみたいなんがあって、何か1つテーマ決めて、うちでそれの発表会みたいに。
それか試運転で来るとか、もうそう言う方もかなり多いです。
僕自身がもうはっきり言ってマニアですので。
まあ来ていただいて、もうまず、もうそう言う商売忘れて。
その方ともう普通に趣味の会話をしてしまいますので。
まあほれと、ちょっと調子が悪いとか言う場合はもう、パパパッと。
原因が分かればこちらで直す。この場で直してしまうんで。
まあそう言うことでもいろいろ会話しながら、お客さんとああでもないこうでもない言って、帰りには調子よく走って、満足されて帰る言うようなお客さんも多く居られます。
なるべく、出来ないことは出来ない言いますけど、なるべく出来ることは、修理とかもやります。
私もやってて面白いです。
なんか信じられないような出来事やったんですけども
●映画のポスターが
実は2007年にALWAYS三丁目の夕日って3部作の映画があったんですけど。
その2つ目の続三丁目の夕日の時に、あの映画の中でこだま号って特急が走るシーンがあったんですけど。
それはもう実物はその編成ってもうありませんので、なんとかその走っていくいうシーンを映画会社の方は撮りたかったみたいで。
じゃあ、そこそこ大型の模型で再現したらどうや言うことで。
たまたまその時にうちがドンピシャ合う年代のこだま号を作ってたんですよ。
それをホームページに上げてたら、その映画会社がその模型を探してて。
たまたま合致したんで、オファーがありました。
なんか信じられないような出来事やったんですけども。
まあ走らせるのも東京のスタジオまで行ってやりましたんで、まあ非常に自分でも貴重な良い体験が出来ました。
●趣味と実益が
ああまあ実益ほどその時は何も無かったんですよ。
まあ形は変わっても名前はずっと受け継いでいきたいと思ってますので
●このお店の将来の展望とか
そうですね。
もう市場の中がね。かなりちょっと寂れてきてまして。
空き店舗もぽろぽろ増えてきてますんで。
今後この市場として存続していけるのかどうか言うのは非常に今のところ答えも出せない状態で。
まあどうなるか分からないんですけども。
まあうちとしては、この鉄道の方は廃れることは無いので。
鉄道模型作ったり、修理したり、それからこの夜はバーするとか。
まあそっちの方で生き延びるしか無いのかなと。
まあそれはちょっと今、考えてます。
僕で3代目なんで、おじいちゃんの頃からのこの店は絶やしたくないので。
まあ形は変わっても名前はずっと受け継いでいきたいと思ってますので。
まあどうぞ、ぜひお越しくださいませ。
ありがとうございました。どうも。