もう自分らでしい言うて、行ってしなさい言うてね

いらっしゃいませ。
塩干部の武田と申します。
よろしくお願いいたします。
一番最初はもう、結婚した後は二宮市場でね。鰹削ってました。店借りてね。
もう自分らでしい言うて、行ってしなさい言うてね。
借してくれはった人がね。
いつまでも借りてたら駄目やから、自分らで良いとこ有ったら探しなさいって。
そう言うお言葉をいただいて、今のここの店。

今はそんな薄いの削ってないね。どこでもね

商品には自信がありますからね。
薄く削らないかんからね。
今はそんな薄いの削ってないね。どこでもね。
透くくらいは。
うんまあ、もう難しいわな。刃合わすんがな。
みんな機械やからね。今ね。
今もうオートでみな。
手で合わさんでも機械でみな合わして。
何ミリとこう合わしたらみな機械でやってでけるけど。
昔はもう鰹握ってね。ハンマー持ってカンカン合わしながら、こうコチョコチョこう合わしながら。
いや震災の後であの仮設で、そこでやってたんやけどね。
震災でもう潰れて、もう機械みな捨てました。

おっちゃん言うて帰ってきてくれるからな

まあ知った人が多いですね。
ほんまな。懐かしい人やったらな。
もう晩ご飯でけへんやろう言うて、ご飯作って持って来てくれたりな。
今も差し入れ多いね。差し入れ。
もうでも28年。30年の方ね。こっち来てね。
お孫さん出来てるもんね。おばあちゃんから言えば。
親子三代まで行くかな。
ひ孫の方もいらっしゃるし。この頃早いやんね。行けるのね。
小っちゃい子、保育所で帰ってきてな。
おっちゃん言うて帰ってきてくれるからな。
お客さんの子がな。
身体続く限りね。
いえいえ、ありがとうございます。