まあ今後あと末永く頑張れると思います

いらっしゃいませ。福原製麺です。
当店はですね。
昭和28年くらいから、きちっとした福原製麺が出来まして、かれこれ60年以上なりますね。
主人の親が先代で、二代目がうちの主人と。
主人は亡くなりましたんですけども、うちの長男が今継いでおります。
それから三人息子居りますので、三人、二人ですけども、跡継ぎしていただいてますので、まあ今後あと末永く頑張れると思います。

おうどんはツルツル。で噛む、噛み噛み。

主人の親がですね。
うどんに関して、まあ縁起物で。
鶴亀うどんて言いまして。
おうどんはツルツル。
で噛む、噛み噛み。
鶴亀うどんて言う名前を付けてですね。
したらどうや言うて。
箸袋にも鶴亀うどんの名前を書いてですね。
ほいでまあ未だにそれをちょっと。
主人が気に入ってましたんで。
記号なんかを作ったりしてね。
あんなんを作ったりしてね。
まあちょっと嬉しそうなんですけども。
鶴亀うどんで古いながらに、それをちょっと基本でね。頑張ってます。

息子が主人よりまだ上手で頑固で職人肌でね

おうどん作るのほんとに上手で。
手前味噌ですけども、私がいろんなおうどん食べて、やっぱり主人のおうどんが一番美味しかったですね。
それもやっぱり技術提供が日清製粉、あちらといろいろこう技術提携してましてですね。
まあ全国いろいろ製麺の役もしておりましたんで、いろんなとこの製麺のね。
技術を見たりして、自分なりに改良して、いろいろ業者さんとね。一体になって。
ほいでまああれですね。マイスター。
マイスターの一号もいただきました。これもまあ名誉なことで。
まあそれがちょっと早くには亡くなりましたですけど。
そのあと息子がね。なんとか継いで。
また息子が主人よりまだ上手で頑固で職人肌でね。
主人よりもこだわって作るんでね。びっくりしてます。
もう若いからええ加減に作るんかなと思ったら、主人よりもちょっとうるさくって。
品質とかね。いろんなもんがすごくうるさくって。
まあそれで今まで持ってきたかなと思います。

朝出来たてのうどんをですね。すぐにスーパーに持っていって

この今、小売店させていただいてます、ほんの近所に私の製麺所がございまして。
もう歩いて1分くらいです。
ですから朝出来たてのうどんをですね。すぐにスーパーに持っていって。
ほんとに触ったら、ふにゃふにゃなんですね。
そのふにゃふにゃの状態、カチッとこう冷たく固まってないんですね。
その出来たてのうどんを、さあ今から出来たてですよ。11時に上がるんですけど。マイク放送したりしてね。
出来たてのうどんを並べさしてもうて。
たまには試食もさせていただいて。またこれがやっぱり効果が出ますね。
出来たてのうどんは全然違うんです。昨日のうどんと。
そしたら食べられた方は必ず、いやあ買っちゃいましょかって言う感じで。
試食販売すごく効果ありますね。出来たてに関しては。
それを週にまあ二度くらい販売させてもうてます。
もう毎回毎回ね。ちょっと試食はなかなか出来ませんけど。
たまにしますとやっぱり皆さん食いついて食べていただいてます。
茹でたての。
なかなかそれね。食べられません。余所ででもね。一日経ってますからね。
うちとこのやっぱりスーパーの近所に工場が有る言うことが一番のメリットです。

もう高級イタリアンのパスタ屋さんですね

今長男が工場長として跡引き継いでくれてますんで。
やっぱり若い分、お母さんこれからは生パスタやでって言う感じで。
ほいでうどん。私はもうどっちか言うたら、もううどんでよろしいやん言う感じやのにね。生パスタを作る言うて。
もうそれも試行錯誤で、日清製粉やいろんな製粉会社とね。
もうそらいろんな粉で作りました。
それでやっと自分の口に合う生パスタが出来てですね。
今まあ3種類の生パスタを、月に、まあ後半ですけども、2週間ほど出していただいてますね。
それやっぱり生ですので、もちもち感が全然違うんですね。
そうです。もっちりです。
普通乾燥パスタがね。主流ですけども。
あのコリコリ感も、まああれはあれで美味しいんですけどね。
そやからもう高級イタリアンのパスタ屋さんですね。
そう言うとこがやっぱりそう言う味を作っていらっしゃるんで。
もうそこで使ってもらっても全然問題ないです。

もうほんと短時間でもちもち感が出て

茹で時間がまた短いんですね。
乾燥パスタですと20分近くね。茹でないけませんですけども。私とこは5分。
太さによって2分のやつも有りますしね。
2分から5分ですと。
もうほんと短時間でもちもち感が出て。
これはちょっとやっぱり皆さん、うどん屋やのにイタリアンかと。
そんな感じで。はい。
やっぱり息子夫婦がね。イタリアンが好きでね。
あっちこっちイタリアンで、よう食事行ったりしてましたわ。嫁さんとね。
そんなんでまあパスタが作りたいと思うたんでしょう。
私は最初もう反対しまして。そんなん売れへんわて言うたんですけどね。意外と。
あれやっぱり神戸ならではですね。
この生パスタ、これ田舎でやってもちょっと、なんやってなもんでね。
お値段も高いですしね。
思ったよりは。
これもう4年も5年も経ちますんでね。
途中でね。新しいことしても、売れなかったらもう切っちゃうんですね。
それが切れずにやってる言うことはまあ、ロスも少なく。
もう倍も売れないんでね。なかなかね。
まあ作った分が売れれば良いなと思ってます。

小っちゃいながらにそれが出来たんですね

調理麺に関しましてはですね。
私が主人が居りました頃に私のアイディアでいろんな具材で。
家で料理するのと同じ気持ちで、手作りの出汁と具材と。
それをいろんな鍋に入れたり、パックに入れたりして。
もうほんと昭和50年くらいからやってます。
もうこれはね。まあちょっと手前味噌なんですけども。
調理麺のテイクアウトの先駆者と言うふうに、ちょっとこう息子には自慢してますけども。
それはまあね。ほんと。
小っちゃいながらにそれが出来たんですね。
これが大手で。私が大手でね。
ガアッと製造がたくさんして、販売もたくさんするんでは、これは出来ないんです。
まあ一日に十個作るって言うね。
十個二十個のそう言うレベルなんです。
それでこそ手作りが出来てね。
大きくすればそれが出来ません。

兵庫県産小麦を使って東灘うどんと名付けて、自分とこでも作ってますね

きつねうどんから始まって天ぷらうどんね。
ほんでお蕎麦もしてますし、ほんできしめんとか。
細うどんでもまたきつねうどんしてるんです。
これまあ、余所どこもされてませんね。
普通のおうどんできつねうどんをして。
出来るんですね。細うどんとかね。
ほいでまあ玉に関しては讃岐から仕入れさしていただいた粉でそんなんを作ったり。
それから兵庫県産小麦を使って東灘うどんと名付けて、自分とこでも作ってますね。
やっぱり地産地消言うのがね。やっぱり流行りましたし。
神戸市の兵庫県の粉を使う言うことは、やっぱり私も自慢ですのでね。
で名前どうしましょう言うたら、最初神戸って言うたんですけども。
神戸ではやっぱり幅が広すぎて東灘でしょうと。
甲南うどん言うとちょっと違う。小っさすぎるって。東灘やと。
もうそれはまあ息子が考えてね。
東灘うどんみたいなんを作ってます。

出来たてで極上言うたら、もうほんとこれほど贅沢なうどん無いですね

冬場は極上うどんって言いまして、日清製粉の一番良いお粉を仕入れまして。
極上です。ほんと極上。
一番高い小麦粉ですのでね。
まあお値段もちょっともらってますけども。
やっぱりこの小麦粉の甘み旨みは断トツですね。
これも出来たてを毎週土曜日にやってますので。
土曜日に極上の売ってます。
もうこれやっぱり出来たてで極上言うたら、もうほんとこれほど贅沢なうどん無いですね。
11時に上げてます。
やっぱり極上うどんも買ってくださってる方はやっぱりそれ目当てに来られますね。
11時にまあ上がる言うのがね。うちとこの釜の用寸なんでね。
それ以上また早くも出来ないし、今度遅かったらもうお昼ご飯に間に合いませんもんね。

近所の方に出来たてをいただいてもらうと、もうそれだけです

甲南ではですね。
唯一こう言う。まあ零細って言うたらなんですけども。
我々のような零細の製麺屋が出来ること言いましたら。
やっぱり手作り感とか出来たて、そう言うなんを。
これからずっと大手さんに出来ないことをする。
ほんでそれがお客さまにも伝わっていくって。
そう言うまあ私は将来が。
その代わり大きくはなれませんけども。
もう取りあえず地元のお客さまに喜んでいただく。
もう東京とかそら九州とかそんなとこに卸す気もございませんし。
それをすると、やっぱり麺が駄目になっちゃいますね。
近所の方に出来たてをいただいてもらうと、もうそれだけです。
そやから大きくは出来ないですけど。
地元の方に可愛がってもらえる美味しいうどんを作りたいと思ってます。
飲食もさしていただいてますので、それが今度は四五年経つんですけども。
出来たての麺を使ってますので、それが余計相乗効果になりまして。
お客さまが向こうで食べられたおうどんをスーパーに買いに来られると。そう言う。
スーパーに買ってる方が一回あちらで食べますかってことで。
お互いにあっち行ったりこっち行ったりで、良い関係なってますので。
まあ三男と長男が跡継いでくれてますんで。
なんとか私が老いぼれていっても、なんとか行けるかなと思ってます。
はい、ありがとうございます。
はい、どうも。