美味しい和牛しか置いてませんから

いらっしゃいませ。こんにちは。
はい、いらっしゃいませ。

●美味しそうなお肉が

美味しい。
そうですね。それがうちの唯一の取り柄。
あの看板にもね。書いてるんですけど、美味しい和牛の店ってね。
これが店名やと思って居られる方も結構居られるけど、良いんです。別にね。
美味しい和牛しか置いてませんから。
そうですね。唯一のこだわり。
あとまあ値段も安いんです。そこだけは。
だからちょっとスーパーばっかり行ってる方はね。
専門店怖いとか。高そうとかね。
敷居が高いイメージあるかと思いますけど、そんなことない。
一回来てください。
接客は雑ですけど、品物は良い。
それがうち岡田食品です。

由緒ある。一応神戸では知る人ぞ知ると言うね

●お店は長いんですか

長いですね。
もう僕は20年くらいかな。だから学校出て20年くらい。
でこの店自体は80年くらい歴史が有ります。
今3代目、うちの社長が3代目です。
僕はね。潰さなければ4代目の予定ですね。

岡田、名前にある岡田さんて言う方が神戸の偉大な肉屋のオリジナルの方が始められたお店のうちの一つで。
うちのじいさんが引き継いで、ただ名前だけ残してると言うのが岡田商店です。
由緒ある。はい由緒ある。
一応神戸では知る人ぞ知ると言うね。
まあ歴史だけは有りますね。いっちょまえに。

美味しい姿形が有って分かるんです

あのね。これ直接僕聞いたわけじゃ無いけれども。
肉の。牛の雌牛しか売らないよって。
まあこれ神戸の特徴でもあるんですね。
例えば大阪とか行ったらもうまったく逆というかね。去勢牛の店ばっかり。ほとんど。らしいですね。
ほんで神戸はうちみたいな。昔はね。雌牛だけですよと言う店が今でもたぶんいっぱい有ると思います。
神戸の特徴でもあり、うちの守ってる特徴ですね。
だから美味しいです。
もうそこだけ。はい。そこだけ。
もうそこしか見てないです。

品物を選ぶポイントはね。
例えば等級とか有るんですね。
肉。A5だのね。A4。マーブリングがなんぼとかね。そんなん関係ないです。
食べて美味しいかどうかって言うとこしか見てない。
それはもう触って見て勘でしか分からないと思うんですね。
そこはもう目利きってやつです。

●コツは有るんですか

コツねえ。コツ。
これはもう20年くらいやってもらわないとね。分かんないと思うね。これ。
こんな雑な答えで申し訳ないんですけども。
ねえ。なんやろ。
まあ見て。
僕ねえこう。箱がこう。こう言う箱に入ってんですわね。肉。
でバアッと開いた瞬間、ああこれちゃうなと。
だから姿、まず姿形。美味しい姿っと言うのが有るんですね。
人間にもたぶん有ると思うんです。
美味しい姿形が有って分かるんです。
何て言うかな。こう。太短い。
言うたら太短い感じで、しっとりした感じ。
それを選んだあと、僕はたぶんそう選ぶようなって来るんですね。
だんだんと見てるうちに。
それがまあ鑑定ですね。

まあうちのお肉やったら多分ね。ありがとうございます

●オカダ食品さんのお肉を使っているお店で食べたんです

ああはいはい。知ってます知ってます。はい知ってます。
ありがとうございます。
ああ聞きました。ありがとうございます。

●美味しかったです

ああほんまですか。
ありがとうございます。
歯ごたえ。はい。
その食感がジューシーやったんですね。
そら良かったですね。
何を食べられたか、ちょっと分かんないけど。
まあうちのお肉やったら多分ね。ありがとうございます。

●今後100年に向けて

ああそうですね。
100年に向かって、そうですね。
いや僕はもう、これ続けるだけです。
ただ肉屋はね。続けるだけなんですけど、うちの親父が割と違うことをしだして、そっちが盛り上がっちゃてるんで。
それをどうするかて言うので、すごい。
そうやね。それが課題じゃないですか。20年間の。
インターネットのね。通販とかも有りますけど。
一応ここ、このお店を守るというのが基本としてね。
あとプラスアルファて言う感じです。
ありがとうございます。

ここの放置感がたまらないという人も結構居ます

ここは完全予約制で。
ええとね。毎月一日に翌月分の全体の予約だけを電話のみで受け付けると言うのがうちのシステムなんです。
ほんで朝の8時半から社長が電話番で対応して。そうですね。11時くらいにはもう全部決まってしまうって言うんで。
要するにもう1日の午前中だけしか予約が出来へんみたいな感じになっちゃってるんです。ちょっとね。
そいで、そう言うサイクルで来てるんで、常にもう予約が入ってると言う感じです。
ここはね。完全にもう何て言うか。
まあ、お肉は直送ね。下が肉屋なんで、持って来るだけ。
でクオリティー、もちろん間違い無いって言うのと、あとはもう経費をね。極限までこうカットしてるんです。ここは。
もうお客さんほったらかしで、もううち上げて来て、セルフでね。やってもらって。後、その間なにもしない。ほんとに。
そこのインターフォンで呼んでもらうのね。用があったら。
で飲み物は持って来てもらう。うちはもう食べ物しか提供しない。
だから準備して持って来て、あとほったらかし。
あとお金もらって、僕ら帰って、そして片付けの人が9時になったら来ると言うこと。
そんなやり方なんですね。
うちとすれば、だからその間は全然人が居なくても大丈夫やと。
コストカットしてます。ツンデレですね。
ここの放置感がたまらないという人も結構居ます。
昔は2階だけだったのが、今3階4階とあって、もうさらにほったらかしになってね。
もう初めて来た人ビックリする。
多分、そう言う意味で不安やと思うんですけどね。
そうそう。質と自由ね。この自由な。
まあ貸し切りなんでこう自由にほんま使える感じ。
ああお酒、好きなお酒を持ってきてねって言う。
つまみ代、お肉美味しくね。コストパフォーマンス高いと。
ご飯、ご飯美味しい。うちのご飯美味しいんです。
実は、もう米がね。
またもう米屋が、ええこんなん使うんですかって言う米を使ってるくらい、お米も美味しいです。
ああ肉も僕もね。会計、僕会計係なんですけど。
いつも安いなあと思いながらやっております。
たまに他の焼肉屋行くんですけど、まあやっぱりもうなんやったら半額くらいの感じやわね。
店と同じものを頼んだ時とね。
なにかの時に、ですよ。
ありがとうございます。