骨の肌が付いているんです。
これはサーロインに繋がっているリブロースやね。言うたら。

骨の肌が付いてますね。これを取っとかないと硬い。
下がり方によっては、こんなん付いてないのもありますけどね。
だいたい今、こう付いてるんが主流になってしまってるんで、この面倒臭さをたぶんスーパーの方はカットしはるんやろうね。
こう言う、これが面倒くさいんです。たぶん。

これが筋と一緒で硬いんでね。
骨肌って言いますけど、さすがの豚肉も骨肌は硬いっす。
バラも全部一緒ですよ。脂も。

これ見えます?これ。
これがほら、白いのが。
お肉って爪立てるとこう入っていくのがお肉なんで、これはもういくら爪立てても入らないっす。
取ってあげないといけないっすよね。

はい、これは硬いです。
そうですね。スペアリブそのまんま。

まあスペアリブ言うか、カルビのとこなんすけど。
ロースのスペアリブやったらこれですね。
骨付けたままそのままいくんです。

面倒くさい作業です。
僕はこんなん取るときはこんなん付けないですけどね。
あと僕が頑張ってやるから。

で、この横にこんなん付いてるでしょ。
骨のあとなんですけど、ちょっとカットして。

別に骨食べても身体には何の影響も無いんですけど、お魚と一緒で硬いじゃないですか。
こういうふうにして持っていく。いけます。

ほんとはこれも取るんですよ。
これ、ここお腹にあたっている。
内臓に引っ付いてるとこやから少し匂いするんでね。内臓の匂いが少しだけ。
これですね。これ。薄い膜これ。
膜1枚取ったげることによって、多少は違うんです。

いろんな人テストしたけどほとんど気がつかなかった。
いや、と言うかその、敏感なお客さん。子どもさんとか。
なんか臭いって言うて。

何が違うんかな思ったらやっぱこれやね。
内臓に触れてる部分が、やっぱどうしても内臓臭いんで。
嫌な臭みって言うより慣れてない臭みやね。
それがちょっと、こいつも原因ですね。

牛肉はもう硬いの取りますよ。絶対。

はい、今度スライス行きましょう。

このままでは動かなくなってるんですよ。
これ、安全弁になってて、これを付けることによって動くんです。

小さいけどちゃんとしたロースでしょ。
リブロース。

こんなもんですね。うん、締まってるときは分厚く感じるんですけど。
これはポークステーキになるんです。

日持ちがするし味も有るしで柔らかい。

いや別にこだわりは無いすよ。美味しい豚やったらどこの豚でも。
ある程度値段との差がありますね。コストパフォーマンスね。

だからアグー豚が美味しいからって、100g800円のやつとか入れれませんもんね。
アグー豚高いっす。

これ今ババッと切りましたけど、頭の方からここばっかりって差が出来たらいかんのです。
これとこれを合わしていく。
こっち側にばっかり脂身が行きやすいんで、これで。
面倒くさそうな作業でしょ。

そのまま持って帰ってもらってもお皿に入れて崩れるのにね。
面倒くさいでしょ。

お箸で1枚1枚めくるとこイメージしながらやってるんですよ。
逆再生みたいに。
だいたい右利きの人やから右からつかみはるやろなとか。

あんまりねえ。料理屋にとったら細かいとこまで気がつかないですよ。
だからバラの花みたいに植え付けてくれって時ありますわね。面倒くさいけどね。

ここがまあ他所と違うところじゃないですかね。
でも他所もやってくださいよ。みんなね。
これをね。して欲しいです。この同じことを。

儲かれへんとか言いますよね。こうすると。こんな時間掛けてと。

100g240円するんですよ。これ。うちで。
ちょっと良いとこで買うとやっぱり同じものでも330円とか40円しますよ。税込みでね。
同じものですよ。でもこの作業はしてくれてないと。

極端には変わらないですけどね。食べる分には。
味も変わらないし。別に。

こうするとまあ、だいたい公平に行き渡るであろうと。前と後ろがね。
もし硬いところが当たっても、次には柔らかいところがやってくると。